酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

冷やしたぬきそば~3倍濃縮めんつゆ、50年目の真実~

冷やしたぬきそば(うどん)はいつ頃からあるのだろう。ネットでちょこっと調べた限りでは、戦前からある冷やし中華のほうが古そうだが、冷やしそばもかなりの歴史があるようだ。冷やし中華を模したにせよ、そばには通年のもりそばやざるそばがある。既成概念にとらわれない柔軟な発想があれば、容易に思いつく形態のそば料理だろう。

俺が初めて冷やしたぬきを食べたのは大学の食堂(学食)だった。たぬきそばは冷やしにしてもこんなに美味しいのかと感動した覚えがある。こちらがいかに思い込みにとらわれていたかが、よく分かる挿話でもある。

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控え目な八宝菜~冷凍シーフードミックスを使って

豚肉、エビ、イカ、あさり、しいたけ、白菜の5種類では少ないのかな。いえ、引け目を感じる必要はないようです。

八宝菜(はっぽうさい)とは中国料理のひとつ。もとは浙江、江蘇と安徽の料理。五目うま煮とも。八宝菜の「八」は「8種類」という意味ではなく単に「多くの」の意味。

出典:ウィキペディア

豚肉もエビもイカも料理で主役をはれる食材です。だから八「宝」なのでしょうか。冷凍のシーフードミックスを使った八宝菜は初挑戦です。

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冷やし中華はじめました~ある遅刻常習者の告白~

思い起こせば、遅刻ばかりの人生でした。

期末だったか中間だったか、高校生の頃は、試験の当日に寝坊しました。もうバスでは間に合わないと、学校の最寄り駅でタクシーに飛び乗りました。ところが、財布の中にはワンメーター分のお金しかありませんでした。苦々しい顔の運ちゃんに何度も頭を下げて、その場は見逃してもらう始末でした。

大学生になると、遅刻どころか受験さえできませんでした。ふだん勉強なんかしないものですから、前日は決まって徹夜。ところが、明け方に力尽きてしまい、はっと目を覚ますともう日が暮れかけています。確か、そんなことが二度ほどありました。教授の自宅に電話したりしました。でも、そんな泣きの一手も空しく、わずか1単位の不足で留年する羽目になりました。

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ぶりのムニエルおろしポン酢~ぶりの骨が心に刺さった~

死んでから3ヶ月以上経ったのに、親父がまだうちにいる。やや込み入った事情があって、お墓が決まってないからだ。庭に穴を掘って埋めてしまおうかとも考えた。親父も生前、遺骨は適当なところに撒けばいいと冗談めかしていた。もちろん、そんなことをしたら、こっちの手が後ろに回る。

お袋はどこか落ち着かないようだ。親戚も早く決めたほうがいいと暗に迫る。罰当たりなのか、俺は何とも思わない。命という自然の営みの最後に死があり、そして白い骨になった。それだけのことだ。家には仏壇がある。このまま手元に置いて供養してもいいのではないか。

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さんまの塩焼き~さんまは、さんまのまんまであってほしい~

毎年、この季節が近づくと、母が言う。「さんまの塩焼きが食べたい」。父の好物でもあった。でも、晩年の父は脳梗塞の後遺症で左手のスプーンで食べなければならなかった。圧力鍋を使って調理したこともある。骨の多い魚は食卓に出すのが難しかった。

栄養のバランスを考えて、魚は冷凍の骨なし魚でまかなった。それを煮るなり焼くなりして主菜にする。父の分は食べやすいように身をほぐす。元の魚の形はとどめていない。味は変わらない。でも、見るからにおいしそうじゃない。まるで、一昔前のペットの食事のようだった。

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