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ハードボイルド的減塩食介護日乗

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

塩肉じゃがと、人生

早いもので春分の日は過ぎ、あと1週間足らずで3月も終る。在宅介護を始めて4度目の冬も無事に越えようとしている。 父の足が象のそれのようにむくんだのは14年の春だった。訪問診療で世話になっている主治医の病院では対応できず、市内の総合病院に入院し…

WBC、和風ハンバーグ・・・もとい和風スラッガーの打球は失速した

第4回WBC準決勝。日本対米国戦。1点差のビハインドで向かえた8回裏、2死1、2塁。打席には筒香が立った。マウンドには右横手投げのニシェク(フィリーズ)。まさしく世界一奪還を目指す侍ジャパンの4番の真価が問われる場面だった。 日本人の誰もが打…

電気屋の店頭で「鶏肉とわかめの辛味炒め」を料理する

ベッドの足元の棚に置かれたテレビに向かって、父が手をかざす。そのまま数十秒が経つ。何の変化も起こらない。その様子を見ていた母が「仕方なし」に声をかける。「お父さんは魔術師なのですか。テレビのリモコンを握ってないのだから、テレビはつきません…

高野豆腐と桜えびの含め煮で、侍ジャパンと共にWBCを戦う

強化試合の惨憺たる結果から、これでは世界一奪還なんてとてもじゃないなとの不安のうちに始まったWBCだが、蓋を開けてびっくり。侍ジャパンはあれよあれよの破竹の6連勝で、決勝ラウンド進出を決めた。 15日の試合では、お化けフォークの千賀が好投して、…

納豆やきそば、または納豆を食べて謎のトイレ行を防ごう!

昨日は、父はデイケア、母はきよしのコンサートで不在でした。ほんのひと時の気ままな一人暮らしです。そういう日の昼食は不健康なカップ麺で済ませます。いえいえ、そんなことはありません。なんてったって、納豆が入っています。

しらすのパスタに舌鼓を打ちつつも、クロネコさんをひ~ひ~言わせている母を叱る

例によって、母がテレビを見ながらメモを取っていた。そのメモを後でこっそり覗き見る。「機能性ブラ」「ハンドバッグ」「釜揚げしらす」といった文字に、金額や電話番号が記されている。やれやれ、またかとため息が出る。

豚肉とにらの卵とじを食べて、犯罪者にならないようにしよう!

「小僧!何てことをするんだ!」。もし俺がその現場にいたら、逆上して少年をボコボコにしていた。それで、暴行の罪で現行犯逮捕。でも、在宅介護者に自由は少ない。WBCが見たいからといって、のこのこ東京ドームには行けない。おかげで、犯罪者にならなくて…

厚揚げのなめこあんかけで、侍ジャパンの不安を払拭する

投はぴりっとしなかった。打は湿っていた。そんな薄味の試合ばかり見せられた。過去の大会前、格下相手の練習試合で負け越したことはない。 メジャーリーガーが出たって苦戦するのが国際試合だ。それなのにこの顔触れで、この仕上がり。WBCの開幕は明日だ。…

味噌炒飯、または非情なハードボイルド介護は賞味期限にこだわらない

昼飯はニラ玉と納豆にするつもりだった。だが、朝日新聞の料理コラムでいいことを知った。「色が濃くなり、風味が変わったみそでも食べることができる。香りも楽しむみそ汁には向かないが、炒め物やみそ漬けなどに使うといい」 www.asahi.com 冷蔵庫に賞味期…

限りなくレッドに近いイエローだから、脳卒中に気をつけよう

昨夜、夕食と介護の仕事を終えて一服しながらテレビをつけると、脳卒中を扱った健康バラエティ番組をやっていた。以下、覚え書き。 主治医が見つかる診療所:テレビ東京 いけないのは、高血圧、水分不足、アルコール過摂取。塩分はもちろん。 物を落とす、腕…

肉と豆腐で「肉豆腐」を作るための野心的なメモ

冷蔵庫には木綿豆腐がありました。牛肉を買ってすき焼き風肉豆腐を作ろうと思ったのですが、スーパーでは豚肉の切り落としを安売りしていました。介護生活では毎月のおむつ代でさえ馬鹿になりません。節約できるときは節約します。プチ予定変更。豚肉を使っ…

荒唐無稽な鈴木清順映画のように、おでんを食する

3泊4日なんてあっという間。残念ながらショートステイは終わりました。父は帰宅すると決まって「我が家がいちばんいい」みたいなことを言います。僕は人間ができていませんから、こちらの気も知らずにいい気なことをと正直むっとします。介護の仕事に楽し…

介護者は天ぷら定食を味わえないけれど・・・

父は現在、ショートステイ(老人施設でのお泊り)に行っています。月に一度の3日半。父のちんぷんかんぷんな言葉や不快な咳痰の音、手際よくできるようになっても精神的に慣れることがない介護おむつの交換。これらから完全に解放されます。それがどれほど…

生コンで冷凍白身魚のピカタを作る

メルルーサをご存知ですか。寡聞にして、僕は知りませんでした。メル・ギブソンやメルロ=ポンティやメンデルスゾーンなら知っているのですが、種類や性質が違います。グロテスクな深海魚だけど安いからと、一時期、マクドナルドのフィレオフィッシュに使用さ…

スーパーのチャーハン vs 俺のチャーハン

冷蔵庫にある目ぼしい食材は卵、かまぼこ、ねぎぐらいです。さて、これで何が作れるか。牛丼はできそうにありません。レバニラ炒めも無理そうです。うむ、どうしよう。小一時間ほど頭を捻って思いつきました。そうだ!チャーハンを作ろう。我ながら天才的な…

麻婆豆腐で復讐するはずが・・・

下の世話を1日2回させられたりするのだから、嫌がらせの1つもしたくなる。向こうの生活に合わせてばかりいたら、こちらの身が持たない。ところが先日、夕餉の食卓について珍しく歓声を上げた。あれっ、辛いのが苦手だったのでは?好きだったはずはないの…

Twitterなう

「何とかなう」というのはもう死語なのか!アカウントは持ってたけど、どこが面白いのか、何をつぶやいていいのか分からず放置していたTwitterだけど、この際だからやってみよう。まずは、ツイッターが得意らしいトランプさんをフォローしてみました^^

42キロに牛肉のケチャップソース煮を食べさせる

夕方、父はデイから帰宅してもすぐに寝てしまう。冬場は、ご飯ができたと声をかけても、布団を被ったままなかなか起きてくれない。ところが、昨日はすんなり起きた。珍しく便意を感じたからだった。月に一、二度こういうことがある。一体どういう感覚になっ…

厚揚げの中華炒めには手を出すな!

帰宅直後は、翌日のコンサートに行く気満々だった。脳に異常はなかったが、ステント内再狭窄による狭心症の再発だった。病院に迎えに行くと、治療後の母はけろっとしていた。主治医からもゴーサインが出たと言う。本当かよ、心臓病の昨日の今日だぜ。でも、…

介護者のオムライスと救急車

きつねうどんではありません。牛丼でもありません。オムライスです。介護者が作るオムライスはこうなります。介護者はチキンライスを玉子に包んでなんて、そんな洒落臭いことをやっている余裕はありません(前にもあったような展開だな)。

とろあじの照り焼きで松方弘樹を追悼する

映画は大好きだけど、介護を始めてからは数えるほどしか見ていない。でもこの間、びっくりするような訃報がいくつもあった。三國連太郎に始まって、健さん、文太、原節子(!)、最近では根津甚八。健さんと父は同い年だった。老けたなと思っても、あの健さ…

危機一髪の状況で作られている、ちくわの玉子丼

鶏肉じゃなくて、ちくわです。ちくわは練り物ですから、塩分が気になります。でも、最近のデイのない日は昼まで寝ていることが少なくありません。だから、朝食用の1g分の塩分が浮きます。それに醤油は減塩ものだし、だしも減塩の顆粒タイプを使います。もち…

ハードボイルド的介護日常

その前日は、タンスの下敷きになっていた。下段の引き出しに足をかけ、上着掛けの上にある物を取ろうとしてタンスもろともひっくり返った。壁や塀と違って、タンスというものには奥行きがある。それで助かった。 だから実は、相当に具合が悪かったのだろう。…

介護者がショートステイ中に、やらかす

今日の4時半まで父はショートステイだった。月に一度の3泊4日。介護者の俺にとっての完全休養日。もっとも、うちには脊柱菅狭窄症の影響もあってろくに歩けない、月に1度くらいしか風呂に入れない母もいるので、何もしなくていいというわけにはいかない…

なべて余はこともなし

2004年から10年頃までブログを書いていました。 日記ブログ「日々の泡」と映画ブログ「鏡の誘惑」。 「なべて余はこともなし」は、その2つのブログから幾つか記事を見繕ったものです。 作者の人となりの一端と、介護生活へ至る暗転の兆しが窺えるかもしれま…

「1本でもにんじん」嫌いが作る豚肉と野菜の味噌炒め

味噌の賞味期限が切れていた。味噌汁は親父がショートステイに行っているときぐらいにしか作らない。そのせいもあって、なかなか使い切れない。発酵食品だから大丈夫だろうが、もったいないし、早く使っちまおう。というわけで、また味噌味の料理。

骨まで愛してほしかった・・・とろほっけの味噌焼

父は肉より魚を好んだ。さんまの塩焼きなんか大好物の一つだったろう。昔の人はたいていそうだったのかもしれないが、食べ方がきれいだった。食べ終えて皿に残るのは、頭と中骨と尻尾だけ。その骨も母にもう一度焼いてもらって、平らげていた。俺がさんまの…

定食屋よりうまい豚キムチ

減塩食や介護食と言っても特別な料理を作るわけじゃない。カロリーや塩分を少し減らすための工夫をして、定番のおかずを作る。そのために参考になる本やサイトもたくさんある。 とは言え、リハビリ病棟を退院した直後は誤嚥性肺炎の影響が残っていた。それな…

24度の寒の入り

昨日、今年初のデイから帰ってきたときは機嫌はよかった。でも、夕食ができたと呼んだときの父は、布団をかぶったまま起きようとしなかった。デロンギの温度は24度で、父が寝ている構造も前回の投稿で書いたとおりだ。 何やらわめくが、理由ははっきり分から…

介護者の何の変哲もない正月

1月3日は便失禁の後始末から始まった。部屋の温度は22、3度になっている。要介護4の父の体は動かない。朝から汗だくになる。 毎冬、デロンギのオイルヒーターの設定温度を25度前後にして、ユニクロのヒートテックのハイネックとスウェットと厚手のパジャ…