酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

生コンで冷凍白身魚のピカタを作る

メルルーサをご存知ですか。寡聞にして、僕は知りませんでした。メル・ギブソンメルロ=ポンティメンデルスゾーンなら知っているのですが、種類や性質が違います。グロテスクな深海魚だけど安いからと、一時期、マクドナルドのフィレオフィッシュに使用されていて、問題になったとかならなかったとか、そんな札付きの魚です。

メルルーサはタラ目メルルーサ科の海水魚の総称。アフリカ、南アメリカニュージーランドなどの沿岸、水深200-400mの大陸棚の斜面に生息する・・・安価であることから、外食産業や学校給食などの加工食品に用いられる白身魚としても定着している。

ウィキペディア

名前も知らずにふだん口にしていたのかと思うと、妙な気分です。現在はその出自も十分に理解して、定期的に利用している骨なし冷凍魚のネット通販サイトで買っています。

凍ったまま調理できるというのが謳い文句の商品です(骨なし冷凍魚を定期購入している理由はこちらで)。でも、なかなかうまくいきません。だから、ついつい手抜きをして煮付なんかにしてしまうのですが、今回はメルルーサの特徴と新調した電子レンジのオーブン機能を生かすべく、これまたほとんど作ったことのないピカタに挑戦してみました。

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冷凍白身魚メルルーサ)のピカタ

■ 材料(1人分) ■

メルルーサ(骨なし冷凍魚) 80g
小麦粉 3g

液卵:
卵 10g
マヨネーズ 7g
プレーンヨーグルト 7g
小麦粉 9g
塩胡椒 少々(塩0.5g)

オーロラソース
マヨネーズ 5g(小さじ1)
ケチャップ 6g(小さじ1)

■ 作り方 ■

1.凍ったままの魚に小麦粉をまぶす。
2.液卵をよく混ぜ合わせる。
3.液卵を魚全体にからませる。
4.250度に予熱したオーブンで12分焼成
5.オーロラソースで食べる。

■ 塩分 ■

0.74g+オーロラソースの0.3g(1人分)

■ 料理メモ ■

これがピカタなのでしょうか。販売サイトが送ってくれたレシピ本通りに作りました。滅茶苦茶熱いタングステンライトを何時間も手に持ったことがある経歴の持ち主でありながら、毎回、滅茶苦茶な照明下で撮っている料理なので美味しそうに見えないことには目をつぶってもらうにせよ、「白身魚 ピカタ」で画像検索すると、同じピカタを名乗りながら彼我の質感の違いに愕然とせざるをえませんでした。

ピカタはイタリア料理のひとつ。薄切りの仔牛肉をソテーしてソースと共に出される。日本では薄切りの肉などに食塩、コショウなどで下味をつけてから小麦粉をつけ、パルメザンチーズを混ぜた溶き卵をたっぷりとからませてソテーしたものが知られる・・・

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溶き卵をたっぷりとからませて!そうですよね。タマゴはたっぷりじゃないといけないはず。最低、1個は必要です。それなのに、レシピには「卵10グラム」。卵は殻を割ると、1個50~60グラムです。そこに割合からして多めの小麦粉などを入れてかき混ぜると、生コン生コンクリート)みたいな液卵ができました。

冷凍魚のピカタなので、こういう生コンで魚を塗り固めよみたいな作り方になるのでしょう。でも、レシピには「それに切り身をくぐらせて」とか、しれっと書いてあります。2人分の分量しか作っていないし、どうやってくぐらせるんじゃい!いえ、文句を言っているわけではありません。色んな種類がある骨なし魚は、魚の骨の存在を忘れた年寄りの介護生活でとても助かっています。高齢化社会にはなくてはならない存在です。だから、とにかく、この生コン状の液卵を魚につければいいのですね。

自宅にお風呂がなくて湯船につかれない貧乏学生が、自らキッチンのシンクに上がって体を洗う姿などをふと思い出しながら、ぐちゃぐちゃべとべとも厭わず、力技で冷凍の切り身を液卵にからませました。そんな苦心惨憺の末に出来上がったメルルーサのピカタです。美味しくないわけがありません。

2切れしかなかったので、父と母のために作りました。僕は少し味見をした程度です。なんて親孝行なのでしょう。二人とも完食しました。母に感想を聞きました。返ってきた答えは「白味噌をつけて、焼いたの?」。溜息・・・。 

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