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酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

味噌炒飯、または非情なハードボイルド介護は賞味期限にこだわらない

昼飯はニラ玉と納豆にするつもりだった。だが、朝日新聞の料理コラムでいいことを知った。「色が濃くなり、風味が変わったみそでも食べることができる。香りも楽しむみそ汁には向かないが、炒め物やみそ漬けなどに使うといい」

www.asahi.com

冷蔵庫に賞味期限が17年1月2日の味噌が残っていた。こいつを早く始末しないといけない。ただ、体の弱った年寄りにはどうなのか。影響が出ないのか、一抹の不安は残る。しかし、この味噌をそのまま捨てるわけにはいかない。具合いが悪くなったら具合いが悪くなった時のことだ。いちいち先のことを気にしていたら介護などできない(コレハマジデソウオモウ)。

コラムで紹介されていた味噌チャーハンを初めて作った。

現在、確定申告の作業中だ。今年の自己負担額は130万円を越えた。親父の介護おむつ代だけで8万円以上。市のおむつ給付サービスもあるにはあるが、それで賄えるのは半分強にすぎない。1割2割負担だって、介護にはこんなに金がかかる。だから、賞味期限がとうに切れた味噌だって無駄にはできない。未必の故意として親父を殺すことになるかもしれない。頭の片隅でそんなこと考えながら、俺は冷静に味噌炒飯を作った。

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だって、おあつらえ向きに冷蔵庫にはニラもあったんだもの。前日に作った豚ニラの卵とじの残りで、すでにしなしなになりかけてたが、こいつも始末しないといけない。繰り返すが、親父の介護おむつ代だけで8万円以上かかるのだ。ちなみに去年の俺のおむつ代・・・じゃなくて衣服代はゼロ円だ。そんな介護生活なのだ。しなしなのニラも粗末にするわけにはいかない。

ただ、コラムの味噌チャーハンの具材はニラだけだった。人生最後の食事がこれでは浮かばれまい。あまりにも淋しい。だから、俺はやはりよれよれだったにせよネギのみじん切りも入れた。この一点をもって、裁判官も情状酌量の余地ありと減刑の方向に心動かされるだろう。

使ったのはマルコメだし入り料亭の味・減塩(20%)。味噌だけでも十分いける。ニラも効いている。ご飯に味噌汁をかける、いわゆる「猫まんま」のチャーハン版みたいなものだから筋は通っている。普通の赤味噌を使っても塩分は1.8グラム。

今、親父は高いびきをかいて寝ている。残念ながら、親父は死ななかった。そりゃそうだろう。味噌はそもそも腐っている・・・じゃなくて発酵食品だから、賞味期限が2か月切れたぐらいではたいして問題はない。本体が空気に触れないように上面にラップをしていたせいか、風味もかなりあった。

(だし入りや減塩タイプは長持ちに欠かせない塩分が少ないので、なるべく早めに使いましょう。)

という訳で、次は違う手を考えよう・・・って、何の?!みなさんはそのまま味噌炒飯をお試しあれ。

■ 料理メモ: 味噌の調理効果

1.塗り込むと、肉や魚が柔らかくなる。
2.食材やだしの成分との相乗効果でうま味を上げる。
3.青魚などの臭みを取る(さば味噌が典型)。

味付けの教科書(宝島社)より。

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