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酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

にんじん嫌いの「介護の支配者」が作る、豆腐ステーキの味噌そぼろ

いまどきの介護おむつは性能がいい。たっぷり吸っても不快感を与えない。でも、どんなことにも良し悪しはあるもので。

父がまた、おむつの交換に拒否反応を示すようになった。体を寝かせて始めようとすると、起き上がって、こんなことはしなくていいといった態度をとる。失語症のために理由ははっきりしないが、考えられるのは一つ。体を動かすのが苦痛。いや、正確に言えば、体を動かされるのが苦痛。

こっちだって、したくてしているわけではないから、しなくていいのならそれでもいいと、しなかったことも何回かある。そのあとにどうなるか。ご想像の通りだ。ベッドからどいてもらって、いや正確に言えば、どかせて、シーツを替えなくてはいけない。場合によっては、毛布も洗わなくてはいけない。お互いの苦労が増す。

そのくせ、自分でズボンが濡れているのに気がつくと、よほど気持ちが悪いのか(気がつかない限りは平気)、懇願するような目で早く替えてくれと訴える。だから、そうした不快な思いをするのも嫌だろうと、こっちはおむつの交換をしようとするわけだが、そういう過去のもろもろをまったく覚えていない。どうしようもない。こういうのを正確に、お手上げと言う。

道理を説いても埒はあかない。そもそも、こちらの言葉が通じない。今朝は、父のくだくだしい様子にはいっさい構わず、ほとんど無言で、なかば強引に交換した。介護者としてほめられたやり方ではないだろうが、他にやりようはない。そして、あわただしく仕事を終えて自室に引き返そうとすると、背中に「バカヤロー」の怒声が飛んできた。俺の名前だって満足に発音できないのに、この一言だけは正確に言える。

こういうことが繰り返される。うんざりする。この話をある人にしたら、「支配しようとしなくてもいいではないか」と言われた。思いもよらない言葉に驚いた。確かにそうかもしれないとは思った。ただ彼女は、介護パンツは実際にどんな感じなのかと、俺が試しに履いたことがあることは知らない(そういう趣味があるからというわけではない、念のため)。

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豆腐ステーキの味噌そぼろがけ

■ 材料(3人分)■

木綿豆腐 1丁半
豚ひき肉 150グラム
にんじん 50グラム
長ねぎ 5センチ~
みそ 大さじ1
砂糖 小さじ1.5
酒 小さじ1.5

■ 作り方 ■

1.豆腐は厚さを半分に切り、ペーパータオルで包み水気をきる。
2.長ねぎはみじん切り、にんじんはすりおろす。
3.フライパンに油小さじ1を熱し、ひき肉、にんじん、長ねぎを入れぱらぱらになるまで炒める。
4.酒→砂糖→味噌を加え、水分がなくなるまで炒める。
5.フライパンに油小さじ1を熱し、豆腐をこんがりと焼く。
6.器に盛って、味噌そぼろをかける。

■ 塩分 ■

0.7グラム(1人分)

料理だって、できるだけおいしく作ろうと努めている。父は苦いはずの薬を平気でがりがり食べる。味ももうわからないのかもしれない。自分も食べるのだから自分のためでもあるが、それでも作って食べさせる以上は、父にもおいしいと感じてもらいたいと思っている。

食事には栄養のバランスも大切だ。俺はにんじんが苦手なのだが、レシピ(朝日新聞「料理メモ)通りに入れた。いや、正確に言えば、少し減らして入れた。

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