酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

【雨の歌5選+1】昭和の日本に雨が降る

お題「雨の日に聴きたい曲」。それでは。

  傘がない(井上陽水 1972年)


井上陽水 傘がない(ライヴ)

「傘がない」なので、雨の歌なのでしょう。どんだけ貧乏なんだよと思います。透明のビニール傘を買えばいいだけの話です。日本にコンビニが登場したのはこの頃のようですが、まだ、ビニール傘は売っていなかったのでしょう。

歌っているのは井上陽水です。本当に雨が降っているのか。歌詞を額面通りに受け取っていいのか。一筋縄ではいきません。ともあれ、傘がない~!で、これだけ大騒ぎができるのは古今東西、陽水ぐらいのものでしょう。


雨の御堂筋(欧陽菲菲 1971年)


雨の御堂筋 欧陽菲菲 投稿者 showakayo

同じ頃の大ヒット歌謡曲です。でも、作曲はベンチャーズというアメリカのロックバンドなのです。テケテケテケ♪というギターの音にみな酔いしれました。でも、そんなリズミカルなサウンドに日本的なご当地ソングの歌詞がよく合っています。

ああ、降る雨に泣きながら 身を寄せて
傘もささず 濡れて夜の・・・梅田新道、心斎橋と
あなたを偲んで 南へ歩く♪

片や「傘がない~!」と大騒ぎしながら、家でうじうじしている男。片や、雨に濡れようが風邪をひこうが、外に飛び出して愛しい人を探し歩く女。男女の違いは歴然としています。今はどうでしょう。これを歌った欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)は当時、22歳。この色気。さりげないウィンクのカッコいいこと!

やはり、この頃、日本にアイドル文化というのが誕生します。天地真理ちゃん、かわいかったものです。空前の大ブームになりました。でも、僕は子供心に菲菲や山本リンダといった大人っぽい女性歌手に惹かれました。最初から、人生に躓いたのかもしれません。話が脱線して、雨がやんでしまいました。雨乞いをしましょう。

 

雨の慕情(八代亜紀 1980年)


雨の慕情_八代亜紀

これも歌詞が素晴らしい。作詞は阿久悠。さすがです。昔は演歌なんて、一部の曲をのぞいて嫌いでした。年をとると好みが変わります。AKBなんてどこがいいのか分かりません。それに比べて、この曲の八代亜紀のかわいらしいこと。今では筋金入りの熟女好きです。

心が忘れたあの人も 膝が重さを覚えてる
雨々降れふれ もっと降れ 私のいい人 連れてこい♪

「私のいい人」なんて言い方の、女心の奥ゆかしさ。でも、雨が降るとやってくるって、この男は建築関係か何かの仕事をしてるのでしょうか。ちなみに、うちの親父も建築関係でした。雨で仕事が休みの日には、よくどこかに行っていました。どこに行っていたのかは知りません。

 

雨だれ(太田裕美 1978年)


雨だれ (1974.11.01) - 太田裕美 Hiromi Ōta

これはメロディーが美しい。作曲は筒美京平。これまた、さすがです。昭和歌謡の典型的なパターンとはいえ、サビの部分に向かって調子が高まっていくところがたまりません。

太田裕美の声質は男性一般に好まれるものなのだそうです。僕は当時はそれほどいいとは思わなかったのですが、今はとても好きです。先に、筋金入りの熟女好きと言っておきながら何なのですが、ちょっと舌足らずな感じの繊細な声で歌われる純情な乙女心に心が傾きます。雨の日に、親父がどこかに行っていたのか。何となく分かるような気がしてきました。

 

どうぞこのまま(丸山圭子 1976年)


丸山圭子 どうぞこのまま

この確かな時間だけが 今の二人に与えられた
唯一のあかしなのです♪ 

大好きな曲です。これも、演歌によくあるような、許されない恋を歌ったものなのでしょう。愁いを帯びたメロディーと衒いのない淡々とした歌詞ゆえに、かえって切実な思いが伝わってきます。やまない雨はありません。無茶な話です。それでも「どうぞこのまま」と願う。丸山圭子はこれ1曲だけですが、じんわりと胸を打つ名曲です。

 

番外編 東京(桑田佳祐 2002年)


桑田佳祐 - 東京

これは平成14年の曲ですが、平成時代のJ-POPらしい明るさとは無縁です。昭和のバブル期にもあった影や偽りが描かれているような気がします。中尾彬小島聖の演技が素晴らしい。モノクロームの退廃の雨が降って、かくて昭和は幕を閉じた・・・。

街の灯が滲むほど 雨音が窓を叩く
幸せと知りながら 心にさす傘はない

雨よこのまま どうか泣かせて♪

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