じゃがいも(メークイン)2個と玉ねぎ1個と小さめのにんじん1本。スーパーでカレーライス用の野菜セットとして売られていたりします。カレーを作らなくても、こういうのがありがたい。年寄りとの二人暮らし。量が手頃。安い。何より、にんじん嫌いに1袋3本は重荷。
鶏もも肉も買いました。当初は鶏肉の照り焼きとポテトサラダを作ろうと思ったのですが、この連日の暑さで2品も作る体力が残っていません。だったら、鶏肉とじゃがいもを混ぜてしまえ。というわけで、鶏肉じゃがです。
洋風鶏肉じゃが
■ 材料(2人分)■
鶏もも肉 150グラム
じゃがいも 2個
玉ねぎ 4分の1個
にんじん 少し!
にんにく 1片
塩 1グラム
水 200ミリリットル
酒 小さじ1
固形ブイヨン(味の素「コンソメ」減塩タイプ) 1個
バター 5グラム(小さじ1強)
■ 作り方 ■
1.鶏肉はフォークで皮や身に穴を開け、一口大に切り、塩をふり、揉み込む。
2.じゃがいもを一口大に切り、2~3分、水にさらす。
3.にんじんは小さめの一口大、玉ねぎはくし形切り。
4.フライパンに油して、薄切りのにんにくを熱する。
6.鶏肉を入れて炒めて、色が変わってきたら野菜を投入。
7.酒、水、ブイヨンを入れて、蓋をして中火で10分~。
8.一度冷まして、また火をつける。
9. 仕上げにバターを入れて、溶かして。お好みでパセリ。
■ 塩分 ■
1.3グラム強(1人分)
減塩タイプではない普通のコンソメを使うと1.8グラムぐらいに。
この数字には加えていませんが、鶏もも肉とにんじんにもほんの少し自然塩分があります。
■ 料理メモ ■
ブイヨンは洋風の味付け、鶏がらスープの素は中華風の味付けという生半可な知識しかありませんでしたので、ちょっと勉強しておきましょう。
ブイヨンは主にフランス料理において主にスープのベースとして用いられる肉と香味野菜からとる出汁。
フランス料理の味の基本となるダシは、大きくブイヨンとフォンに分かれる。主としてポタージュをはじめとするスープの基本素材となるものがブイヨン、ソースの基本素材やシチューのベースになるダシがフォンである。野菜から出る甘みがソースの味を邪魔する心配がないので、フォンと比べて野菜の味をより強く出す。牛、鶏、魚などの動物質を野菜などとともに長時間煮込んで作るが、この全体がポトフ、汁の部分を取り出したものがブイヨンである。
コンソメはこうして得られたブイヨンからさらに幾工程もの調理を施して作る、完成度の高いポタージュの一種としてのスープ料理である。
知りませんでした。コンソメは完成度の高いポタージュ!両者はまったく別物だと思っていました。
ポタージュは、フランス語でフランス料理が確立する過程で洗練されたスープ全般を指す語であり、古くからの郷土料理の色彩の濃いものとは区別される。日本ではスープ類のうち、とろみのついたものはポタージュ、澄んだものはコンソメと呼ばれる。
コンソメスープもポタージュも大好きです。だから、いつもの肉じゃがとは違う、コンソメを使ったポタージュ風味?の洋風肉じゃが。思いのほか、うまくできました。いったん冷ます一手間も効果があったようで、味の染み込み具合いもばっちり。煮崩れしないメークインもいい仕事をしてくれました。しっとりと柔らかいじゃがいもの美味しいこと!
■ 参照:洋風にくじゃが(朝日新聞「料理メモ」)
簡単!バター風味!洋風鶏肉じゃが☆ by 桃屋誰 [クックパッド]