酔いどれ介護者の減塩食日記

料理(レシピ作り)、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

ぶりの照り焼き柚子こしょう風味 ~ぶりに願いを~

プロ野球の季節もいよいよ佳境に入りました。セリーグクライマックスシリーズ第1ステージ第2戦は壮絶な、というか滑稽な雨中の試合でした。グラウンドは水浸しで打球は止まる、選手のユニフォームは泥だらけになる。長いファン歴でも、あんな光景は見たことありません。およそ、プロの選手が華麗な技を競うような場ではありませんでした。

日程の都合とはいえ、選手と観客には気の毒なことでした。でも、そんな過酷な環境でも試合をしなくちゃいけない。負けるわけにはいかない。だから、選手の中には試合前にとんかつを食べるなどの験担ぎをする人もいるのでしょう。

 わが家でも験を担ぎます。ただし、とんかつではありません。お魚の鰤(ぶり)です。先日は2日続けてぶりを食卓に出しました。なぜなら、下剤がほとんど効きません。ごぼう茶はまずいからと飲みません。それなのに、「喉元まで詰まってるような感じがする」などと言います。そんなものが口から出てきたら困ります。事件です。東スポなんかに載っちゃいます。口から国旗をいっぱい出す手品師も商売上がったりになりかねません。

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ちょうど、モラタメさんからチューブ入り香辛料のセットが届いたときでした。エスビー食品の本生シリーズです。この中に柚子(ゆず)こしょうがありました。ピンと来ました。ぶりと柚子こしょうは合うはずだ。果たして、ネットで調べてみると、幽庵焼きという料理があるそうで、これにぶりを使ってもいいとのこと。

幽庵焼き(幽安焼き、柚庵焼き、祐庵焼き、ゆうあんやき)は、和食の焼き物のひとつで、幽庵地(醤油・酒・味醂の調味液にユズやカボスの輪切りを入れたもの)を用いた魚の付け焼き。江戸時代の茶人で、食通でもあった北村祐庵(堅田幽庵)が創案したとされる。

アマダイ、マナガツオ、イナダ、サワラ、カマスなどの魚の切り身や鶏肉などを、醤油、酒、味醂を1:1:1であわせ、ユズの輪切りを加えてつくった漬けダレである「幽庵地」に数日間漬けこみ、汁気を切った後に焼き上げる。

 出典:ウィキペディア

1日目は、骨なしの冷凍魚のぶりです。これに醤油とみりんと酒と柚子こしょうを漬け込んで、オーブンで焼きました。結果はご覧の通り。調味液に漬ける時間はレシピ通りにしたのですが、液の量をけちったのがよくなかったのか(その代わり、ジップロックに入れて密閉したのですが)、しっかりと味が染み込んでいませんでした。凍ったままで調理ができるというのが売りの商品なのですが、なかなかうまくいかないのです。

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2日目は、スーパーで買ったぶりの切り身です。これは醤油とみりんと酒のたれに柚子こしょうを加えて、フライパンで照り焼きにしました(魚の照り焼きのレシピはこちらで)。こちらはおいしくできました。ぶりは1切れ90グラムぐらい。2人分で醤油は小さじ2、酒とみりんは各大さじ1、そして柚子こしょうを小さじ半分。緑色の丸いのはすだちです。

www.tenki.jp

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ぶりの照り焼き柚子こしょう風味

ぶりと柚子こしょうはよく合います。柚子こしょうを小さじ1にして、醤油小さじ1、みりん大さじ1.5ぐらいにしたほうがおいしくなりそうです。

それにしても、ぶりの連投だなんてとお思いでしょうか。父が生きていたときも、下の世話では手を焼きました。半身不随なので一人でトイレに行けない、自分で拭くこともできない、おまけに出口で詰まることもある。そうした場合に、介護者はどんなことをしなければならないか。容易に想像がつくかと思います。

母の場合は、まだそこまでひどくないにせよ、また、その方面の苦労が忍び寄ってきているような気がします。苦しそうな顔を見るのも辛いものです。ぶりぶり。語呂合わせにすぎません。でも、これがいい響きに聞こえる現実があるのです。

介護にきれいも汚いもありません。ただ、わらにもすがる思いで、ぶりの照り焼き柚子こしょう風味を作る。それが高齢化社会というものなのです。