酔いどれ介護者の減塩食日記

月末に駆け込みで記事を更新する、夏休みの小学生みたいなブログです。

マッチ売りの老婆は湯豆腐を食べるのか

「煙草は吸いますか」。先日、相続登記の書類を提出するために法務局に向かっているとき、年の頃は7、80歳だろうか、前を歩いていた老婆に声をかけられた。「お金が全然ないんです。百円ライターを買ってくれませんか・・・110円で」

 一見、整った身なりをしていたが、コートは薄汚れていた。確かに、今は百円じゃ買えない。「3つぐらい買ってくれませんか」。家にも3つ使い捨てライターがあった。その一つを持って外に出たのだった。ポケットには小銭が250円あった。では、「250円で2つ」。その老婆は歩いてきたのとは逆の方向に去っていった。

昨日は、台風の中の選挙の日だった。雨が激しくなる前に、長靴を履いて投票所に行った。支持政党はない。特に支持しない政党もない。それでも、毎回欠かさず行っている。今回、一票は父の葬儀の際に世話になった人との義理で使った。もう一票はいちばん優しそうな顔をという人相で選んだ。

その人が所属する党の代表も好きな顔だ。でも、優しくない発言とそれを実行したことが仇となって負けた。優しいって何だろう。今一度、辞書を紐解いてみる。「思いやりがあって親切だ。心が温かい」(大辞林)。政治にも必要なものだろうが、政治はそれだけではできないだろう。

夜は、久しぶりに湯豆腐をやった。前日にスーパーで買った安売りの鱈(たら)は2切れで200円。コンビニの木綿豆腐は100円ぐらいだったか。つけだれは醤油と酢と、1つ残っていたすだちで。

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10センチ角のだし昆布を入れた。でも、しいたけなんかがないと物足りない。減塩のルールを破って、顆粒だしを加えた。美味しくなった。温まる。今は豆腐類がいちばん好きかもしれない。

あの老婆は「百円ライターを110円で」買ってくれと言った。今日は台風の吹き返しの風が半端なかった。電車は徐行運転をした。俺も吹き飛ばされそうになった。あのマッチ売りの婆さんは、転んで怪我をしなかっただろうか。

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