酔いどれ介護者の減塩食日記

片手に包丁、心に介護、口唇にマイク、背中に人生を。歌うはてなブロガー。特技は介護おむつの交換。苦手はブログ。嗚呼。

ポークジンジャー&アップル~殺して(もらって)食らう快楽~

近所の居酒屋のメニューに馬刺しがある。たまに食べるが、競馬好きだったせいか、ちょっと抵抗がある。馬の肉をサクラ肉と呼んだりする。なぜなのか。先日、朝日新聞に面白い記事があった。昔から今に至る日本人の狩猟と肉食との関わりを簡単に辿ったものだ。

歴史的に日本人は農耕民族だと言う。だが、太古には巨大なナウマンゾウやヘラジカを捕まえて食べていた。そもそも、人類は700万年の歴史を持ちながら、「穀物が主食になったのはたった1万年前。それまでは狩猟採集で得た獲物を食べてきた」

ところが、中世に仏教が伝わり、肉食は抑圧される。殺生の禁止。宗教は気高い。その理想とするところは分かる。でも、人情は卑しい。肉のおいしさの誘惑には抗えない。「生類憐れみの令」も何のその、庶民は家の裏にこっそり集まって、みなで手に入れた獣肉を食べた・・・。

馬肉を「サクラ(肉)」と言うのは、禁断の味に舌鼓を打つための隠語なのだった(ネットで調べると、諸説の一つらしいが)。その伝で鹿肉は「モミジ」、猪肉は「ボタン」「山くじら」。「家の裏で」というのが人間臭くていい。この記事を読んで、肉を食べたくなった。

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ポークジンジャー&アップル

■ 材料(2人分)■

豚ロース厚切り肉2枚(200グラムぐらい)
リンゴ 半分ぐらい

A:
酒 大さじ2
生姜汁 大さじ1

塩 1.6グラム
胡椒 少々
小麦粉 適量

B:
皮付きおろしリンゴ、おろし玉ねぎ(各8分の1個ぐらい)各30グラム
おろし生姜 15グラム
醤油(12グラム)、みりん、酒各小さじ2
蜂蜜 小さじ1弱

■ 作り方 ■

1.密閉袋に筋切りした豚肉とAを入れて、常温で30分浸け置く。
2. 豚肉の汁気をふいて、塩胡椒して小麦粉をまぶす。
3.フライパンにサラダ油小さじ1を熱して、豚肉とくし切りにしたリンゴ(4分の1)の両面に焼き色をつける。
4.ふたをして弱火で2分~蒸し焼きにして、いったんフライパンから取り出す。
5.そのフライパンにBを加えて1分ほど煮詰める。
6.豚肉とリンゴを戻して、さっとからめる。
7.豚肉を取り出して食べやすい大きさに切り、リンゴと共に器に盛ってソースをかける。

■ 塩分 ■

約1.7グラム(1人分)

記事によれば、最近、狩猟やジビエ料理の人気が高まっているという。その動機は、自分で捕った肉を食べたい、有害鳥獣駆除で社会貢献したい。意見を寄せていたサバイバル登山家は、「自分で捕った鹿肉は本当にうまい」。そういうものなのか。俺は釣りも苦手だ。

子供の頃、かわいがっていたペットの小鳥(セキセイインコ)が逃げた。たんすの裏に隠れて、なかなか出てこなかった。幼心に妙案を思いついた。掃除機。スポッと捕まえることはできたが、ピーちゃんは即死だった。以来、小動物や昆虫の殺生はトラウマだ。

スーパーでカナダ産豚ロース厚切り肉を買って、このポークジンジャー&アップルを作った。セールで198円。豚肉は生姜汁と酒の効果でやわらかくなった。リンゴは甘かった。それなりにうまかった。俺はこれで十分だ。国内産には500円以上の値札が付いていた。

参照:フードコーディネーター松尾由美さんのレシピ

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