酔いどれ介護者の減塩食日記

料理(レシピ作り)、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

大阪風湯豆腐~豆腐ならオーラルフレイルでも食べられそうだけど・・・

お袋の歯の具合が悪い。現在、歯医者に通っているが、以前に治療した片側の奥歯の根本が膿んでいたとか。手当てのおかげで痛みはだいぶひいたようだが、それでも一体これのどこが固いのというようなものも、まだ食べられない。例えば、コンビニで売っている切干し大根煮。

仕方がないので、味噌汁に入れてちょっと煮込んでみた。そうしたら、すごく柔らかくなった。思いがけず、味噌汁自体の味もよくなった。だからといって、ごぼうのマヨネーズサラダを味噌汁に入れる気にはならない。

反対側の奥歯は使えないのかと聞く。1本ないのでうまく噛めない、おまけに噛み合わせも悪くなってきたと言う。改めて顔をよく見て、驚いた。あごの線がかなり細くなっていた。一緒に暮らしていても、ふだん親の顔になんて目を凝らさないもののようだ。

先日の朝日新聞に「口の衰え、死亡リスク2倍」と題した記事が載っていた。

最近、歯科を中心とした医療現場で、「オーラルフレイル」という考え方が注目されている。フレイルは「虚弱」を表す英語に由来し、健康と要介護状態の中間地点を意味する。口の虚弱、オーラルフレイルとはどんなものか。

加齢などの影響で口の機能が衰えると、かみにくいと感じる。肉や根菜などかたいものを避け、パンやうどんなどやわらかい食べ物を選びがちになり、栄養が偏る。ここで対策をとらないと、かむ機能はどんどん落ちていく。食べられるものがますます減り、食欲や体力が低下し、低栄養や筋力の低下、ひいては要介護状態になりやすくなる。口の衰えが、要介護の始まり。いわば「人は口から老いる」との考え方だ。

 まだ俺より体重はあるだろうが、確かに食べる量は減ってきた。親父が死んだ精神的なダメージのせいかと思っていたが、口の機能の衰えがかなり影響しているのかもしれない。朝食のトーストにする6枚切りの食パンが食べにくいと言われて8枚切りに変えたのは、半年ぐらい前だったか。

記事によると、噛むのに必要なのは歯だけではない。口まわりの筋肉や舌の力も欠かせない。意識的に固いものを食べるのはもちろんのこと、おしゃべりをして口を動かす機会を増やすことも大事だという。

顔が痩せたことに気がつかなかったほどだから、面と向かって話すのは食事どきぐらいだ。一日中、韓国のテレビドラマや氷川きよしのビデオを見ている。話し相手だった知人や友だちは死んだり、子供の家に引っ越したりして、ほとんどいなくなった。そのせいか、食卓では一人でよくしゃべる。

毎回、同じ昔話ばかり。でも、話の腰を折るようなことはしない。しゃべらせないと、ますます衰える。適当に相槌を打って聞いているふりをする。時折、会話が成立しそうなときもある。「今夜は面白いテレビがないのよ」「水谷豊の『相棒』は?前は見てたじゃない」「えっ、カイボウ?」

そんなのは序の口だ。テレビニュースを見ながら、「どうして日本と韓国は仲が悪いのかしらね」「慰安婦問題とかあるからね」「えっ、にゃんこ問題?」「・・・」。どこの猫なのか。85歳、要支援1。どこからどう見ても軽すぎだろうと、目下、区分変更申請中。心配すべきは耳か、口か、頭か。すべてか。

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大阪風湯豆腐

■ 材料(2人分)■

豆腐 1丁
とろろ昆布 適量
ねぎ 適量

A:
だし汁 400ミリリットル(2カップ)
薄口醤油 30ミリリットル →約5g
みりん 同上

■ 作り方 ■

1.豆腐は一口大に切る。
2.鍋にAと豆腐を入れて弱火にかけ、沸騰直前まで温める。
3.器に汁ごとよそい、とろろ昆布とねぎを加えて。

■ 料理メモ ■

薄口醤油なんて言いながら、塩分は普通の醤油より多い。だから、親父の生前は敬遠していた。厳しい減塩生活には、秦基博のヒゲ並みに不要なものだと思っていた。でも、関西風の味つけにしようというのなら必要だろう。

とろろ昆布を使うというのも大阪風なのか。初めてだったが、美味しかった。ちびちびと飲みながら、食べた。冷奴状態になってもいいつまみになった。使った豆腐は、もちろん柔らかい絹ごしではなくて、固い木綿。あえて言うまでもなかったか。

参照:もう一軒おつまみ横丁池田書店