酔いどれ介護者の減塩食日記

月末に駆け込みで記事を更新する、夏休みの小学生みたいなブログです。

厚揚げのおなめ茸あんかけ~私はきのこが嫌いだが、きのこへの不当な差別は断じて許さない!

そうなのだ。どんなものでも「お」を付けると丁寧になる。

www.gw2.biz

もしも「お」を付けていたら、あの愛らしい小型電車は今でも、マダムや小娘も安心して乗れる身近な交通機関として全国各地を走り回っていたかもしれない・・・ん?

 私としたことが、不適切な記事を引いてしまった。今回のきわめて重大な「お」問題を論じるに当たって取り上げるべきは、こちらの方だった。これを読んでからというもの、どんな些細なものであれ、社会の不正を見過ごせない私は気になって気になって、夜もおちおち眠れないのだ。

www.skyaya.com

誰もが薄々おかしいなと感じながらも、当事者の気持ちを忖度せずに、まあいいかとやり過ごしてしまう。さまざまな差別が社会にはびこり、なかなかなくならないのは、私たちがそういう態度を改めようとしないからだ。

先般の#MeToo騒動を持ち出すまでもなく、差別に厳しい目が向けられるようになった時代だ。それでも、今なお不当な差別が平然と横行している世界がある。上に引いた記事で改めて思い知らされた。そう、食品の世界だ。そこでは、あるものは「お」を付けて美化され、あるものは「お」を付けるとヘンだと貶められる。どちらも同じ食べ物だ。差別を正当化しうる根拠などあろうはずもない。ああ、それなのに。

お塩、お砂糖、お醤油、お味噌、お酢、おだし、おソース・・・、なぜ、おみりんだけ排除するのか。おいも、お大根、お茄子・・・でも、お人参やおきゅうりだと、あなたは食べたくなくなるのか。お豆腐、お海苔、おみかん、お林檎・・・なのだから、おいちご、おバナナと呼んでも味は変わらないはずではないか。

性別や肌の色の違いといった、目に見えるもので線を引いているわけではない。それだけに、この世界の差別は厄介だ。一筋縄ではいかない。だから、抜けぬけとこんなことを言ってのける輩が出てくる。

美化語には様々なルールがあります。その中の一つに外来語に「お」はつけないというルールがあります。そのため、「ビール」「コーヒー」「トイレ」「テーブル」などの外来語は美化することができません。

出典:「おコーヒー」「おトイレ」「おビール」は間違った敬語! 外来語は美化語にできません! | 本を中心としたニュースサイト「ビーカイブ」

ルールって。いったい、いつ、どこで、誰がそんなルールを作ったのか。今の今まで聞いたことがない。美化することができないだなんて、それこそ無法とも言うべき物言いではないか。私はそんな悪法は守らない。たとえ獄につながれることになっても、「ビール」ではなく「おビール」をかわいいおネエチャンにお酌させて飲むのを選ぶ。

こういう独善がまかり通る世界だから、時にとんでもないものを不当なまでに高く持ち上げる。差別に無頓着な神経はまず気がつかない。例えば、それは「おこげ」だ。単に、釜や鍋の底に黒く焦げ付いたものにすぎない。危険な発ガン性だってあるかもしれないのに、美味しいという理由ひとつで「お」を付けて賛美する。(注)

「石焼ビビンバは、おこげが最高よね」。そんな声を耳にするたびに、全国1300万の薄毛で悩む男たちは密かに傷ついているのかもしれない。彼らそのものに少なくとも発ガン性はない。それなのに決して「お」を付けて呼ばれることはない。「馬鹿」だって「デブ」だって、時に「お」を付けられて愛すべき存在になる。それなのに、彼らは。あなたは心で泣きながら石焼ビビンバを食べている男に思いを致したことがあるだろうか。これを差別と言わないで何と言おう。

先日、私は母に育毛剤を勧められた。でも、まずは私は、きのこと卵のために立ち上がるつもりだ。彼らもまた肩身の狭い思いをしているはずだ。料理の大まかなカテゴリーとして、肉、魚、野菜、豆腐などと並び称されるものなのに、なぜかこの両者には「お」が許されていない。お肉、お魚がよくて、どうして、おきのこ、おたまごが駄目なのだ。お豆腐の後ろでは、お揚げまでが勝ち誇ったように薄ら笑いを浮かべているではないか。

ちなみに、私はおきのこが嫌いだ。できるなら、擁護なんかしなくない。だが、ボルテールは言った。「私はあなたの意見には反対だ、だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」。私と共に戦ってくれるという人は、ぜひハッシュタグを付けて「おきのこ」料理をどしどしアップしようではないか。

 

f:id:ken_low:20180222003321j:plain

厚揚げのおなめ茸あんかけ

材料と作り方は下のリンクを参照。私には醤油は小さじ1~1.5(2人分)で十分、美味だった。

 

参照:Cpicon 厚揚げのなめたけおろしあんかけ by 単!!

 

参照:お机、お本、お牛乳、お時計はおかしいですよね。お茶、お菓子… - 人力検索はてな

食品に丁寧語をつけるといえば、なんでもむやみに丁寧にしていた江戸時代の大奥か公家がプロ。「お」「み」「お」つけや、おとと(魚)などという普通つかわない日本語をつくりまくっていた。
つまり、丁寧語の接頭語の「御」は「お」「み」「ご」など読み方が複数あり、その中でつけても発音しづらくならないもの、短くて聞き取りづらい言葉につけると聞き取りやすくなるもの、などが選ばれて日常語に残っているようです。
特に日本語の文脈理解力が弱い子供などに向けて強調語を兼ねて丁寧語をつけまくることは多いようです。ただ、その場合、基本の日本語(やまとことば)につけて使うので、牛乳など明治以降にできた言葉にはつきづらい。

 

注:こげはがんの原因?「焼かれることで発がん性物質つくる」 | 週刊女性PRIME [シュージョプライム] | YOUのココロ刺激する

毎日の食事がすべてこげという人は注意したほうがいいですね(笑い)。しかも、タンパク質のこげですから。ごはんのおこげは関係ありません。

広告を非表示にする