酔いどれ介護者の減塩食日記

料理(レシピ作り)、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

これだけは聴いておけ!昭和の歌姫ベスト30+1(パート1)

来年、天皇陛下が退位します。その報を聞いた母はしみじみと言いました。「昭和、平成、その次と、私は三代を生きることになるのね・・・」。まるで自分だけが生き残ったかのような口ぶりでしたが、俺もそーですから、そんな人はたくさんいますから。それにまだ確定していません。陛下がじゃなくて、あなたがですよ!

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まあ、その何気ない勇ましさは壮として、ことほどさように昭和は遠くなったということなのでしょう。というわけで、題して「これだけは聴いておけ!昭和の歌姫ベスト30」を。順不同で。

 

石川さゆり暗夜の心中立て」2014年


石川さゆり / 暗夜の心中立て

昭和と言いながら、いきなり平成の曲です(えっ、4年前?)。でも、石川さゆりは紛れもなく昭和が生んだ歌姫の一人でしょう。これは、代表作の「津軽海峡冬景色」や「天城越え」に勝るとも劣らない傑作なのに、いまいち認知されていない感があるので選出。作ったのは椎名林檎。それゆえの前衛ぶりにせよ、この妖艶さ!

 

森昌子越冬つばめ」1983年


森昌子 越冬つばめ (1986-06-29)

2曲目も演歌。昭和の歌謡界を語る上で演歌は外せません。娘盛りを無駄にするなと、時雨の宿で背を向ける人。報われないと知りつつ抱かれ、飛び立つ鳥を見送る私・・・♪ 道ならぬ恋に落ちた女心を自然に仮託して歌う。これぞ演歌の世界。リアルタイムで大好きな曲です。僕の場合は、冬の時代が長かったわがヤクルトスワローズの応援歌として聴いていましたが。作曲は「とんでとんで」の円広志

 

八代亜紀「雨の慕情」1980年


雨の慕情_八代亜紀

そうなのです。若い頃は演歌なんて好きではなかったのです。例えば、この、一部ダンプのあんちゃんたちのマドンナだった八代亜紀。ハスキーボイスによる独特の歌い方。当時は苦手でした。でも、今聴くと、これがいいんです。雨々降れふれもっと降れ、私のいい人連れてこい♪ 平成の耳や感性にはどのように響くのでしょうか。作詞・阿久悠、作曲・浜圭介。

 

ちあきなおみ「黄昏のビギン」1991年


黄昏のビギン ちあきなおみ 1992

若い人にとってはコロッケのものまねで知られているのかもしれませんが、幅広いジャンルの歌をこなし、情感あふれる歌唱力に定評がありました。「喝采」という大ヒット曲がありますが、知る人ぞ知るこちらを。水原弘という往年の名歌手の曲のカバーです。作詞・永六輔、作曲・中村八大。92年の映画「死んでもいい」(大竹しのぶ永瀬正敏主演)の主題歌として聴いて、気に入りました。

 

欧陽菲菲「雨の御堂筋」1971年


欧陽菲菲 / 雨の御堂筋

子供心に衝撃を受けた歌手の一人です。日本人とは違う迫力のある歌い方に釘付けになりました。菲菲は当時22歳。この頃は若いのに大人っぽくて色気のある歌手がたくさんいたのです。作ったのはベンチャーズ

 

奥村チヨ「恋の奴隷」1969年


奥村チヨ 恋の奴隷

あなたと逢ったその日から恋の奴隷になりました。あなたの膝にからみつく子犬のように・・・♪ 今だったら問題になりそうな、スゴイ歌詞です。やはり22歳でした。これは後年の映像ですが、これまた色っぽい。ハァハァしてしまいます。作詞・なかにし礼、作曲・鈴木邦彦。なんて歌いながら、実は男を奴隷にするんだろうなぁ・・・。

 

金井克子「他人の関係」1973年


他人の関係 金井克子 2011

またまた大人の世界の歌を。逢う時にはいつでも他人の二人、ゆうべはゆうべ、そして今夜は今夜♪ 単純なんだけど、なぜか歌の内容によく合った振り付けが印象的でした。カバーした一青窈も健闘しましたが、本家の色気にはかないません。時代の限界でしょうか。

 

野際陽子非情のライセンス」1968年


『非情のライセンス』野際陽子

先ごろ亡くなった野際陽子さんが出演したテレビドラマ「キーハンター」の主題歌です。こういうのを聴くと、歌はうまさだけじゃないんだなと思います。かっこいい曲調に野際さんの雰囲気と声がばっちり合っています。作曲は菊池俊輔。あっ、そうか、フランス帰りだったから、白羽の矢が立ったのかな。「キーハンター」はもう一度見たいドラマです。

 

弘田三枝子「人形の家 」1969年


Hirota Mieko - Ningyo no ie 弘田三枝子 人形の家

めっちゃ好きな曲です。当時の弘田三枝子もめっちゃ可愛い。この衣装にメイクに髪型。司会は「どうもどうも」の高橋圭三さん。時代を感じます。作詞・なかにし礼、作曲・川口真。川口真は布施明の「積木の部屋」を書いた人か。納得。

 

由紀さおり「夜明けのスキャット」1969年


Pink Martini & Saori Yuki - Yoake no Scat

かと思うと、こんな人も昔から好きでした。透き通った歌声と抜群の歌唱力、そしてほんわかとした雰囲気。熟女ファンに絶大な人気を誇るというのも頷けます。歌の方でも、近年、海外のアーティストとコラボして世界的な好評を博しました。作詞・山上路夫、作曲・いずみたく。ルールルル~、パーパパパ~♪

 

ヒデとロザンナ「愛の奇跡 」1968年


愛の奇跡 ヒデとロザンナ

これはぜひ映像を見てほしい。若くして死んだヒデを見つめるロザンナの表情の美しいこと! まさしく、アモーレ・ミオ。ヒデさんもかっこよかった。田宮二郎みたいな昔の二枚目の顔。作曲・田辺信一。

 

テレサ・テン「別れの予感」1987年


テレサ・テン-别れの予感

若くして死んじゃったアジアの歌姫。中国語訛りのせいなのでしょうか、可憐な歌声が男心をくすぐります。それに、赤ちゃんみたいな童顔。作詞・荒木とよひさ、作曲・三木たかし

わしはテレサテンの「愛人」ソングが大好きであり、石川さゆりの「天城越え」に震撼するし、坂本冬美の「女は抱かれて鮎になる」が好きだし、藤あや子の「むらさき雨情」のような女が大好きだ。今はこういう「女が男に尽くす」歌が好きだと公言することもできない時代になってきた。

浪花恋しぐれが好きで悪いか!小林よしのり

 

松尾和子「再会」 1960年


松尾和子・再会・1985年

昔から知っていますが、さすがに当時は分かりませんでした。ため息で歌います。濃厚すぎます。松尾和子さんに魅力に目覚めたのは最近のことです。今では「ムード歌謡」なども好きで、You Tubeで拾っては聴いています。みんなは悪い人だというが、わたしにゃいい人だった。ちっちゃな青空、監獄の壁を見つめて泣いているあなた・・・♪ 歌詞も画期的なものだったのではないでしょうか。作詞・佐伯孝夫、作曲・吉田正

 

美空ひばり「みだれ髪 」1987年


みだれ髪 美空ひばり YouTube 360p

パート1の締めは、やはりこの人で。実は、美空ひばりさんと石原裕次郎は僕にとって永遠の謎です。昔から映画が好きで、どちらの主演作もたくさん見ていますが、国民的なスターと言われる理由が分かりませんでした。「悲しい酒」や「悲しき口笛」はいいのですが、「川の流れのように」などはさっぱり。それでも、ひばりさんが病から復帰して出したこの「みだれ髪」に心が震えたのは確かです。

春は二重に巻いた帯、三重に巻いてもあまる秋、暗や涯てなや塩屋の岬、見えぬ心を照らしておくれ、ひとりぼっちにしないでおくれ・・・。作詞・星野哲郎、作曲・船村徹。演歌なんか好きじゃなかった。でも、いつしか心に響くようになった。あと10年、20年したら、また変わるのかもしれません。謎はそのまま楽しみに残しておきましょう。

それでは、次回のパート2まで。こんな風に並べると壮観だなぁ。