酔いどれ介護者の減塩食日記

料理、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

これだけは聴いておけ!昭和の歌姫ベスト30+1(パート2)

新しい音楽が聴けなくなった。若い頃、親しんでいたロックは雑音になった。いい曲もたくさんあるのだろうけど、聴いてみようという気が起きない。聴いたって、どうせうるさいとしか思わない。

去年、日本でも開かれたデヴィッド・ボウイの回顧展を見に行った。その前に予復習を兼ねて、オールタイム・ベストを買った。ボウイは出世作「スペース・オディティ」から83年の「レッツ・ダンス」まではよく聴いていたが、それ以降は自分の関心が他の分野に移ったこともあり、おのずと疎遠になった。

案の定だった。そのベスト盤には大好きなボウイと、何の興味も湧かないボウイがいた。「レッツ・ダンス」以前の曲は「スペース・オディティ」も「ジギー・スターダスト」も、苦手だった「ヤング・アメリカン」も実験的な「ロウ」でさえも、今でも心地よく耳に響くのに、「レッツ・ダンス」以後の曲はほとんどすべて、さっぱり意味の分からない異国語のように虚ろに響くだけだった。

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頭が固くなって、新しいものが受け入れられない。馴染みのあるものしか受けつけない。自分も年をとった。たぶん、そういうことなのだろう。よくある話だ。ちょっぴり寂しいけど、仕方ない。これからの余生的音楽ライフは昭和の遺産で暮らしていくしかない・・・というわけで、前置きが長くなりました。パート2を。

 

丸山圭子「どうぞこのまま」1976年


丸山圭子 どうぞこのまま

都会的でおしゃれなメロディーと圭子さんの淡々とした歌声。大好きです。くもりガラスを叩く雨の音を数えながら、どうぞこのまま、どうぞやまないで・・・♪ 本人の経験を下敷きにしているそうです。へぇ、そうだったのか。

 

竹内まりや「駅」1987年


駅  竹内まりや

見覚えのあるレインコート、黄昏の駅で胸が震えた・・・♪ 恋愛映画のドラマチックな一場面を切り取ったような歌詞が鮮やかです。これは竹内まりや中森明菜ちゃんのために作った曲のようですが、本人もセルフカバー。こっちのほうがいいかな。

 

杏里「オリビアを聴きながら」 1978年


永遠の名曲「オリビアを聴きながら」杏里(ANRI)

お気に入りの歌、一人聴いてみるの。オリビアは淋しい心、慰めてくれるから・・・♪ オリビアニュートンジョンはLPも持っていたので、聴いています。その印象からはちょっとずれるのですが、これも名曲。作ったのは尾崎亜美。本人のハスキーな声による「オリビア」も素敵です。

 

今井美樹「瞳がほほえむから 」1989年


瞳がほほえむから

ご存知、伊達公子とともに日本3大笑顔美人の一人と言われる今井美樹の名曲です。歌っているときの表情がいいのです。「感じて」「さわって」「うれしい」といった言葉で紡いでいく歌詞も素晴らしい。作曲は上田知華。日本3大笑顔美人のもう一人? 考えておきます。

 

八神純子「思い出は美しすぎて」 1978年


八神純子 思い出は美しすぎて

何を血迷ったのか、思わず「八神康子」で検索してしまいました。」まあ、どちらも衝撃的なデビューだったのですが、高校の同級生のカワナミくんが大ファンだったのは八神純子さんのほうです。本人の名誉のために、ここはしっかりと覚えておいてください。

八神純子さんは力強くて伸びのある高音ボイスが素敵でした。僕は「みずいろの雨」や「パープルタウン」よりも断然こっち。ピーッと吹く笛も斬新でした。

 

久保田早紀「異邦人 」1979年


【高画質】久保田早紀 - 異邦人 (シルクロードのテーマ) 【夜のヒットスタジオ 生演奏】

この人も鮮烈なデビューを飾った人です。大ヒットしました。驚いたのは久保田早紀と僕とがほとんど同じ風景を見ていたらしいということ。あの風景から異国情緒あふれる歌詞と旋律が生まれたということ。そして、世界は広いようで狭いと言うけど、まさかあの人が・・・という、今でも聴くと、胸がキュンとする一曲です。

 

森田童子「ぼくたちの失敗 」1976年


【Music Video】森田童子「ぼくたちの失敗」

リアルタイムでも耳にしていますが、後年のテレビドラマ「高校教師」の主題歌として再ブレークした曲です。高校教師と生徒の禁断の恋を描いたドラマの内容と歌詞の世界は全然違うのに、なぜかこれがぴたっとハマったのです。ダメになった僕を見て、君もびっくりしただろう。あの子はまだ元気かい。昔の話だね・・・♪ 音楽には不思議な力があるものです。

 

太田裕美「さらばシベリア鉄道 」1980年


太田裕美さん さらばシベリア鉄道2012版

哀しみの裏側に何があるの。涙さえ凍りつく白い氷原・・・♪ 以前の記事でも書きましたが、若い頃は、太田裕美の声が苦手でした。今ではその甘い声に癒されます。そんな太田裕美と冬のロシアの大地という組み合わせの妙味。作詞・松本隆、作曲・大滝詠一

 

イルカ「なごり雪」 1975年


なごり雪/イルカ 伊勢正三

こちらは名残の雪が降る東京とイルカという組み合わせ。イルカが優しい声で切々と歌い、ショーやんはバックコーラスとギターで支える。こっちのほうがいいでしょう。なごり雪も降るときを知り、ふざけすぎた季節の後で、今、春が来て、君はきれいになった、去年よりずっときれいになった・・・♪ これほど奥ゆかしくも、激しい愛の表現を他に知りません。

 

石川ひとみ「まちぶせ」1981年


石川ひとみ 「まちぶせ」

なごり雪」を作ったのはショーやんこと伊勢正三。これを作ったのはユーミンこと松任谷(旧・荒井)由実。題名からして「まちぶせ」。怖いです。あの娘が急になぜか、きれいになったのは、あなたとこんなふうに、会ってるからなのね♪ 恋愛とストーカーは紙一重。さすがはユーミンです。本人も自覚的にホラーとして歌っています↓

参考:まちぶせ 荒井由実 ライブ - YouTube

 

荒井由実「あの日に帰りたい」1975年


あの日に帰りたい 荒井由実

なんて書いちゃって、ユーミンに謝罪の意味をこめて、こちらも挙げておきましょう。泣きながらちぎった写真を手のひらにつなげみるの、悩みなき昨日のほほえみ、わけもなく憎らしいのよ・・・♪ 当時のフォーク界で、こんなに洗練されてて哀愁のあるメロディーと詞を書けるのはユーミンぐらいしかいなかったでしょう。コーラスはハイ・ファイ・セット山本潤子

 

アン・ルイス「ラ・セゾン」1982年


ラ・セゾン/アン・ルイス

グッド・バイ・マイ・ラブ」の頃から見ています。アンちゃんも大好きでした。ロック路線に転じてからの代表作は「六本木心中」でしょうが、作詞・山口百恵、作曲・沢田研二のこちらを。バブル期のジュリアナ東京の匂いがしてきますが、アンちゃんのケバさは美しかった。かわいかった。下半身の太さもチャーミング!

 

レベッカラズベリー・ドリーム 」1986年


【HD】 REBECCA (レベッカ) - RASPBERRY DREAM

ロック系の日本の女性シンガーといえば、レベッカNOKKOが忘れられません。華奢な体で舞台狭しと歌い踊る姿は、野生動物みたいな迫力がありました。今夜も月が見てるわ、鏡の前のステップ・アンド・ステップ、ヒップに磨きをかけて、野良猫は夢見るの・・・♪ 曲調もかっこいいのです。

 

麻倉未稀「ミスティ・トワイライト」1981年


麻倉未稀 - ミスティ・トワイライト - 1984.01.14

この人は身長160センチ、上から90ー60ー88(ウィキペディア)。後にはヌード写真集も出しました。そんな肉体派の魅力が全開していたのが、テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」の主題歌「ヒーロー」。でも、それを選んじゃうと、何だよ、ただのすけべオヤジの目線かよということになりかねないので、デビュー曲の「ミスティ・トワイライト」を。あなたがいて、彼女がいて、何が起きたの。今は何も知りたくないの。少し眠るわ・・・♪ 作曲は大野雄二。ジャズっぽい曲調がおしゃれな忘れられた名曲です。

 

薬師丸ひろ子「WOMAN」 1984


薬師丸ひろ子 Woman"Wの悲劇"より (2013年10月)

薬師丸ひろ子三田佳子出演「Wの悲劇」の主題歌。もう愛せないと言うのなら、友達でも構わないわ。強がっても震えるのよ、声が・・・♪ 作詞・松本隆、作曲・またユーミン。いい映画でした。歌も素敵です。ひろ子ちゃんが健気に歌う姿が映画の内容と響き合います。

カルメン・マキ&OZ「私は風」(1975年)


カルメンマキ 私は風 CARMEN MAKI

大切な人を忘れてました。世代的にはちょっと上の人なのですが、これぞあの頃のロックの音と詞! この復活の映像は初めて見ましたが、おばさんになったカルメン・マキもカッコいい! 迫力のある歌唱力も変わってない。やっぱ、昭和のほうがスゴイなと思わせる究極の一曲。(2018/09/06追記)

 

中森明菜「水に挿した花 」1990年


中森明菜 『水に挿した花』MV

 平成に入ってからの曲です。それからもう15年以上が過ぎました。三日月からプラチナの光が漏れる。気配に目覚めた部屋の片隅に、揺れる天使を見た・・・♪ 明菜ちゃん、お元気ですか。揺れる天使の再来を、ひとり肩を抱いて夢を見ながら待っています。作詞・只野菜摘、作曲・広谷順子。

松尾和子美空ひばり薬師丸ひろ子中森明菜。節操がないような気がします。「どうぞこのまま」「思い出は美しすぎて」「あの日に帰りたい」「ミスティ・トワイライト」。一貫しているような気もします。自分の心の内なんてよく分からないものです。

ヒット曲を並べただけのような印象もあります。それでも、山口百恵松田聖子中島みゆき都はるみも入っていません。それなりに趣味の傾向が現れているのかもしれません。百恵ちゃんも聖子も別に嫌いというわけではありません。なぜ外したのかと聞かれれば、サッカーの日本代表にキングカズや中村俊輔が選ばれないこともあるでしょうと答えるしかありません。

ともあれ、お気に入りの30曲であるのは確かです。平成生まれの若い人には知らない曲もあることでしょう。一曲でも、これ、いいなと思ってもらえたら幸いです。これからは後ろ向きに懸命に生きていくしかないおじさんは、こんな曲たちを聴きながら一杯飲むのが至福の時間なのです。