酔いどれ介護者の減塩食日記

料理、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

ついに母が裸になる覚悟を決めた!

「要支援1~2」「要介護1~5」という要介護度は、心身の状態に応じて7段階に分けられている。例えば、要支援2は、

要支援2

・身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
・立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
・歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
・排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。

先日、介護保険の更新の話を書いた。市の調査員が来て、現在の母の心身の状態に変わりはないかとチェックした。そのときに大きな話題になったのが入浴のことだ。

これもブログに書いたことだが、昨年末、自宅の風呂場をリフォームした。母が少しでも楽に入浴できるようにと手すりをつけ、浴槽台やシャワーチェアを置いた。それからほぼ1年。母の入浴回数は、しかし増えなかった。風呂に入るたびに安定剤を飲まなければならないほど、体がしんどいというのだから仕方ない。リフォーム前と同様、月に1、2度しか入らなかった。記録的な暑さだった夏場でも変わらなかった。これを聞いた調査員は驚いていた。

それでも風呂には入ったほうがいい。体を温めれば血行がよくなって、あちこちの痛みも和らぐだろう。デイケア施設の風呂なら設備は整っているし、介助もしてもらえるので、サービスを受けたほうがいい。調査員はそう母に勧めていた。

高齢者の「毎日の入浴」 要介護を防ぐ効果 :日本経済新聞

その翌日はデイケアの日だった。帰宅後の母の話によると、そこでも施設の看護師や職員から強く入浴を勧められた。水着を着てでもいいからなどと持ちかけられたという。さすがに水着なんて恥ずかしいから着ないけど、試しに一回だけならと、母も受け入れた。そして、結論を言えば、その試験的な入浴を経て、母はあっさりと施設で週一回、風呂に入ることになった。

まさしく、案ずるより産むがやすし。あれほど嫌がっていた施設での入浴を、今では温泉気分で満喫している。何と言っても楽なのだという。髪は洗ってくれる。背中は流してくれる(男性職員がやってくれる場合もあるというのには驚いた)。浴槽に入りやすい。湯船が広いから体を伸ばせる・・・めでたし、めでたし、か!? 一体、わが家の風呂場のリフォームは誰の何のためだったのか。

「ところで、ぷかぷかの人は?」「最近、来なくなったのよ」

・・・やっぱり、そうだったか。

genenshoku-kaigo.hatenablog.com

今日、新しい介護保険が届いた。そこには「要介護1」の文字があった。もしかしたらという思いがあったので、予想の的中にそのときは思わず笑ってしまったが、冷静になれば笑えるような話ではない。要件の違いは最後の1行だけ。でも、シビアな1行だ。ブログに書いた通り、訪問調査での母の最後の言葉を調査員は重く受け止めたのだろう。

要介護1

・身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
・立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
・歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
・排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。
混乱や理解低下がみられることがある。

出典:「要支援1」や「要介護5」って、それぞれどれぐらいの状態なの? | みんなの介護相談 Q&A | パナソニックのエイジフリー

悲しいことが嬉しかったり、嬉しいことが悲しかったり。介護生活っていうやつは、きっとそういうものなのだろうとは思うけれど、それにしても、嗚呼、風呂場の手すりよ、浴槽台よ、お前たちは何のためにそこにいるのかい?

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