酔いどれ介護者の減塩食日記

料理、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

鶏肉と野菜の黒酢炒めを作りながら、改めて高齢者介護の要諦を肝に銘じる

口を酸っぱくしても仕方ない。長年の経験でそれはわかっているつもりです。でも、反応の鈍さに苛立って、つい声を荒らげてしまう。僕もまだ修行が足りません。後口の酸っぱさ、いや苦さというのが正しいのでしょうか、後悔します。

とまれ、酸っぱいものなんか食べたくはなかったのです。でも、冷蔵庫に黒酢がかなり残っていました。フツウの穀物酢は常備しています。何のために黒酢を買ったのか。ダイエットをはじめとする健康効果があると聞きますが、1ミリだって痩せたくはありません。それでも、そのまま放っておくわけにはいきません。黒酢穀物酢よりも甘みとコクがあります。きっと使い道もいろいろあるでしょう。

アポ電強盗に新元号詐欺。お年寄りを狙った新手の犯罪が後を絶ちません。わが家にも昔からよくへんな電話がかかってきました。僕自身、僕の名前をかたった男と対峙したこともあります。だから、長らくその対策として固定電話は居留守モードにしています。相手の声を確かめてから、電話の応答ができるという仕組みです。

ところがです。母は電話が鳴ると、ひょいと受話器を取ってしまいます。それでは居留守モードの意味がありません。なので、留守電メッセージを録音中の相手の声を聞いて、それが知り合いだったら出ればいい、このご時世だから非礼には当たらないと、懇々と説くのですが、どこ吹く風。お袋に用があるのはもう身内と詐欺師ぐらいしかいないんだから!と、かなりひどい言葉で言い聞かせても、効き目はなし。

このところ、わが家には詐欺っぽい電話こそ減りました。でも、利用したことのあるテレビ通販先から、ひんぱんに再購入を勧める連絡がかかってきます。もう使うつもりはないのにきっぱりと断れないから困るわぁと、のんきに愚痴をこぼします。居留守モードが働いて、知らない声が流れても出てしまいます。

だからさあ、そんなのいちいち出なくていいんだよ・・・。こちらとしては、やれやれです。これ以上、何をか言わんやです。ホントに居留守モードを使わんとする意図が理解できないのか、人を疑うことを知らない性根の真っ直ぐさのゆえなのか。飛んで火にいるウチの母。ちょっとでも油断したら丸焼けです。弱ったものです。

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鶏肉と野菜の黒酢炒め

■ 材料(2人分)■

唐揚げ用鶏肉 150g
長いも 100g
なす 70g
ねぎ 2分の1本

塩こしょう 少々
酒 小さじ1
片栗粉 大さじ1

A:
黒酢 大さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1

サラダ油 小さじ1

■ 作り方 ■

1.鶏肉は一口大に切って、塩こしょうと酒を揉み込んで、片栗粉をまぶす。
2.なすと長いもを適当な大きさに、ねぎを7~8ミリの斜めに切る。
3.Aを合わせておく。
4.フライパンにサラダ油を温め、中火で鶏肉を皮のほうから焼く。
5.焼き色がついたら裏返し、なすと長いもを入れて3~4分。
6.ねぎを加えてさっと炒めたら、Aを入れて、全体にからめる。

■ 塩分 ■

1.5グラム(1人分)

■出典:健康的な献立・料理レシピがすんなり簡単すぐ決まる - MENUS by DMM.com (メニューズ)

これは献立アプリのレシピ。実際に使った鶏肉は190グラムの1パックで、ねぎは少なめ。塩は1グラム弱。鶏肉の下味はしっかりつけたほうがいいと思います。砂糖も小さじ2ぐらいと少し減らしましたが、黒酢のうま味が効いています。長いもという選択は僕の口には微妙でしたが、その他は美味しかったです。

唐揚げ用の鶏肉だからって唐揚げにしなくてもいい。酢を使う肉料理だから酢豚じゃなくてはいけないってものでもない。これなんか些細なことですが、人生にはこうした柔軟な対応が欠かせません。

でも、年をとると、そういうことがまったくできなくなります。長年の習慣や思い込みを変えることができません。どんなことであれ、まず向こうを変えるのは至難の業です。その上で、どうすべきかを考える。お年寄りを介護するに当たって、いちばん心しておくべきことの一つだと思います。