酔いどれ介護者の減塩食日記

料理、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

はじめてのダイソンのコードレス掃除機で自分自身をレビューする

深呼吸します。空気が美味しいです。灰色がかっていた景色も明るくなりました。どこにいるのかって? 家です。自分の部屋。こんだけ塵やほこりが吸い取れました。部屋がきれいだと気持ちいいものです。前回に続き、どんだけ汚れてたんだよって話です。でも、無敵のヒーローが活躍します。

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昔、親戚のおじさんがうちに遊びに来て、僕の部屋に入ると、いつも目を丸くしました。子供部屋なんて雑然としているものです。それなのに、隅から隅まで整然としていたからです。本棚の漫画本は番号順に並べてある。オーディオ機器のつまみはいちいち元に戻してある。床にはもちろんちり一つ転がっていない・・・というのは大袈裟にしても、きれい好きだったのは確かです。

でも、おじさんは手放しで感心していたわけではないでしょう。僕はその言葉の裏にある「子供なのに」「男のくせに」という響きを聞き逃しませんでした。几帳面すぎる性格を好ましくないものと思っていたはずです。大好きなおじさんだったから、自分でも気になりました。以来、ずぼらになろうと心がけました。長じて、努力が実って筋金入りのずぼらになりました。

他は変わりませんでした。いちばん変えたかったところは変えられませんでした。変えなくてもよかったところを変えてしまったかもしれません。

そうなのです。ロボット掃除機に階段は無理なのです。ずぼらでも、人間がやらなくちゃいけません。東芝のサイクロンクリーナーを引っ張り出します。このブログの第一回記事にちらっと登場した記念すべき掃除機です。

コードを伸ばし、電源プラグをコンセントに差し込み、スイッチを入れます。狭い階段を一段ずつ掃除していきます。コードが短いので、上まで一気にできません。途中で、上の階のコンセントにプラグを入れ替えます。そのコードには足を引っ掛けて、転びそうになります。おまけに、すぐにエラーサインが点滅して、吸引力が弱くなります。最近の症状です。手入れもしました。ダストボックスには余裕があります。目詰まりしているところもありません。

まだ3年も経っていません。頭に来ました。昔から気の短いところがあります。ええいままよと、ダイソンを買っちゃいました。最新モデルではなくて、1つ前のもの。理由はいちばんの売れ筋だったからです。それでも、財布と相談はしての、4万3千円。

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昔はオーディオが好きでした。レコードプレーヤーはどのメーカーの、どの製品がいいのか。チューナーやアンプ、スピーカーは? 各社のカタログを集めて、仔細に比較検討したものです。音の違いなんて分かるはずもないのに、すべて違うメーカーでオーディオ一式を揃えました。お年玉なんかを貯めたお金で買いました。よくもまあ、そんな七面倒臭いことをと、今となっては懐かしいやら、呆れるやら。

はじめてのダイソン。はじめてのコードレス掃除機です。めっちゃ、いいです。使用中にコードが邪魔をしない。部屋ごとにコードを抜き差ししなくていい。コードがないだけで、こんなに機動性が高まるものなのかと、ちょっと驚きました。階段掃除のまあ楽にできること!

吸引力は最初の画像に示した通り。カーペットの髪の毛なんかもよく取れます。ただし、ちょっと重いです。連続45分ぐらい使っていたら、腕がだるだるになりました。そう、しっかり3時間半充電して稼働する時間はこのくらい。

吸引モードは3つあります。はじめて電源を入れたとき、10~20分でぴたりと止まってしまいました。スイッチを押しても、うんともすんとも言いません。えっ、早くも故障!?と焦りましたが、最強の吸引モードで使っていたからでした。最強モードは著しくエネルギーを消耗します。通常の掃除には真ん中の運転モードで十分です。最強モードはいざというとき、難敵を退治するときのために温存しておくのがいいでしょう。

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そうです。掃除という言葉より退治という言葉のほうが似合うかもしれません。何しろ、この形状です。近未来SFの武器を彷彿とさせます。おまけに、駆動音がその印象を強めます。スイッチ、というかトリガーを引くと、シューッという高く鋭い音で始動し、トリガーを離すとブゥ~ンという重く低い音で動作を終えます。カッコいいのです。この音響的な演出がその都度、一仕事をしたという達成感を満たしてくれます。

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本体につけるノズルやブラシなどのアタッチメントも豊富です。子供だったら、必ずこれを取っ替え引っ替えしては振り回して遊ぶことでしょう。最強の武器を手にしたヒーローになったような気分が味わえます。ウルトラマン仮面ライダーを見て育った世代です。そんなにやんちゃではなかった僕も、これでヒーローごっこに興じたでしょう。そして、不適切な使い方をしては母親に叱られたことでしょう。

時代遅れの人間です。前回のロボット掃除機と言い、このスティック掃除機と言い、最近の家電の進化ぶりに圧倒されます。それに対して、自分はどうか。年を取ってくたびれ、だらしなくなっただけでした。根っこの部分は何も変わりません。望んでいたような強い人間にはなれませんでした。今も昔も、小さいことにくよくよして、勇気を持って前に進んでいけない臆病者のまま。

ダイソンのコードレス掃除機の性能と利便性は優れています。でも、そんな苦い現実を味わわせてくれます。フツウの掃除機だと面倒なゴミ捨ても簡単です。レバーを引けばダストボックスが開いて、ゴミを吐き出してくれます。僕の中にも、もはやゴミでしかないもろもろがたくさん詰まっています。こんな風にワンタッチで捨てられたらいいのになあと、詮無いこともふと思うのでした。

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