酔いどれ介護者の減塩食日記

料理、家庭菜園(近日開始)、クロスバイク、介護・・・与太話を交えて。

在宅介護者は東京五輪に参加できるだろうか?

お袋が狭心症で入院した。久しぶりの一人暮らしだ。好機、逸すべからず。開店時間は5時。仕事を早々に切り上げて向かう。自分だけのために食事を作るなんて気は起こらない。夕食も向こうで済まそう。

一番乗り。チェーン店だが、なかなか料理は美味しい。真鯛とかんぱちととびうおの刺し身の三点盛りとせせりのポン酢がけを注文して、生ビールで一人で乾杯。最近、何かいいことあったっけ? 東京五輪のチケットが当選したぐらいか。

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せっかくの機会だ。その祭りの雰囲気ぐらいは生で味わっておきたい。野球の予選リーグのチケットを1枚申し込んでおいた。一応、お袋のデイの日の試合を選んだ。でも、まだ1年先の話。参加することに意義があるというイベントらしいが、参加できるかどうか。

カウンター客には無料で一品サービスしてくれる。この日は鯛の兜煮が出てきた。あらま、豪華。

親父の生前は、月に一度の3泊4日のショートステイ(施設にお泊りして面倒みてもらう)だけが楽しみだった。これは介護者の休息のためにも設けられている制度だ。ところが、親父はその意味をまったく理解してくれなかった。決まって、施設のスタッフから「お父さんが家に帰りたがっているのですが、どうしましょうか」という電話がかかってきた。介護のことを忘れたい時間なのに、おかげで気の休まることはなかった。

その点、お袋はちゃんとわきまえてくれて・・・いなかった。鶏のせせりって、おろしポン酢で食べるとうまいなあとしみじみと舌鼓を打っていると、ケータイが鳴った。お袋からだった。退院するときには、あの服この服を持ってきてくれという話だった。退院って。着る服って。入院したのは昨日の今日だ。せっかちにも程がある。退屈で仕方なく、早く出たい気持ちは分かるが、少しはこちらの身になってもらえないものなのか。

ケータイやら、スマホやら、人類はつくづく面倒なものを発明したものだと思う。ケータイはこっちがうっかりしたときもとたんに厄介な代物になる。お袋を家に残して遊びに行って、ケータイを忘れたことに気がついたときの心持ちの悪さといったらない。お袋の身に何かあったらどうするか。調子がいいから出たわけで、心配はないだろうと自分に言い聞かせても、気はそぞろ。おちおち遊んでいられなくなる。

ないならないで構わないのに、あればあるから振り回される。そんなものばかりが幅を利かす世の中なのかもしれない。また、ケータイが鳴った。「今度来るときには、ヘアブラシとスキンクリームを持ってきて」。いったい、どこへ何をしに行っているつもりなのか。

ブログを読み返して、汗が出た。去年もほとんど同じ内容の記事を書いていた。来年もそうなるのだろうか。でも、まあいいかとも思う。似たような記事を書き続けられている。それが在宅介護者にとっての幸せなのかもしれない。

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