酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

定食屋よりうまい豚キムチ

減塩食や介護食と言っても特別な料理を作るわけじゃない。
カロリーや塩分を少し減らすための工夫をして、定番のおかずを作る。
そのために参考になる本やサイトもたくさんある。

とは言え、リハビリ病棟を退院した直後は誤嚥性肺炎の影響が残っていた。
それなのに、右半身不随ゆえに左手で持ったスプーンで口いっぱいに頬張る。
それで、食事中に何度もむせる。
少しずつ食べろと言っても、偏屈な老人は聞いてくれない(あるいは、失語症のために分からない)。
だから、それを防ぐ手立ても必要だった。

13年の秋、在宅介護を始めた頃は血糖値の管理が最優先課題だった。
薬だけではコントロールできず、毎日インシュリン注射もした。
もちろん、父は自分ではできないから、俺が震える手で父の腹に注射針を刺す。
大の注射嫌いが注射をする側に回ったのだから、何とも皮肉な事態だった。
料理は主に糖尿病のレシピ本を参考にした。

14年の初夏、腎臓病ネフローゼ症候群になった。
腎臓の専門医には、容体が急変する確率は高い、持っても2年と言われた。
ならば、本人の好きなものを存分に食べさせてもいいかと思った。
ただ、それを聞いても、○♪×~□□8…といった答えしか返ってこない。
それに、味だって病前のように感じられているのか分からない。
味覚もおかしくなっているような気がする。
ならば、医者の忠告通り1日6g未満の減塩食でやっていこうと決めた。
今度は主に腎臓病のレシピ本を参考にした。
以来、再発しやすい脳梗塞はおろか風邪一つひくことなく、2年はとうに過ぎて今に至る。

だが、最近はめっきり食が細くなった。
以前にはほとんどなかったのだが、ご飯もおかずもよく残すようになった。
ネフローゼ時には37キロまで落ちた体重を、何とか元の44キロ(身長は162センチ)近くまで戻したのだ。
これからは、量を食べさせることに主眼を置かないといけないだろう。
今後、参考にすべきレシピ本はお相撲さん用とかか。

という訳で、前ふりが長くなったが、豚キムチ。
俺が好きだっていうのもあるが、こういうものをがっつり食わさないと。

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豚キムチ

■ 材料(3人分) ■

豚バラ肉 200g
ニラ 50g(半把)
キムチ 110g
にんにく、生姜 各大さじ1のみじん切り
麺つゆ 18g(大さじ1)
塩 1g
胡椒 小麦粉 適量
ごま油 小さじ2

■ 作り方 ■

1.豚肉に塩胡椒して揉み込んで、小麦粉をまぶす。
2.フライパンにごま油を敷いて、にんにく・生姜。香りが出たら肉を投入。
3.キムチを投入。
4.すぐ火が通るニラ。
5.最後に麺つゆ

■ 料理メモ ■

キムチにはご飯がススム(ピックルス)を使った。理由は、近所のスーパーに置いてあるやつで、一番塩分が少なかったから。でも、美味しい。肉の下味の塩にはやさしお(味の素)。麺つゆには減塩だしつゆ(ヤマキ)。肉の焼き方、火加減もいつもとは変えたのだが、話が長くなったので、また後日。

■ 塩分 ■

約1.3g(1人分)。減塩じゃない普通の調味料を使うと、約1.7g(俺調べ・・・間違ってそうだ、また計算します)。

月に一度の父のショートステイのときに、定食屋の出前を頼むことがある。
俺が子供の頃にも行ったことがある町中の定食屋で、まだやっていたのにも感動して。
そこの豚キムチも先日食べたのだが、自分のほうがいいと思った。
こちらの舌が薄味に慣れているせいもあるのだろうが、これで十分。
豚キムチは辛くなくちゃという向きには物足りないかもしれない。
でも、見ただけでお腹いっぱいになるといけないから少なめに出したにせよ、父は完食。

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