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酔いどれ介護者の減塩食日記

減塩食レシピ作りで料理の修行中。介護の日常と非日常・・・タフでなければ介護はできない、優しくなければ介護をする資格がない。

危機一髪の状況で作られている、ちくわの玉子丼

鶏肉じゃなくて、ちくわです。ちくわは練り物ですから、塩分が気になります。でも、最近のデイのない日は昼まで寝ていることが少なくありません。だから、朝食用の1g分の塩分が浮きます。それに醤油は減塩ものだし、だしも減塩の顆粒タイプを使います。もちろん、だしは昆布やかつお節からきちんと取ったほうが味もいいのでしょうが、そんな余裕はありません。例えば、先日・・・。

夜、父が寝た後、ドラッグストアに買物に行きました。父の朝食に出す牛乳やパンに塗るジャムなどが切れていたので、その補充のためです。自分のつまみとして、山海の珍味詰め合わせや大好きな「チーズinかまぼこも」なんかものんびりと選びました。ところが、店を出たときです。携帯が鳴りました。母からでした。「お父さんがトイレに行きたいって。ベッドから立ち上がったよ」。あちゃ~!今ではほとんど便意を訴えないので、こういうことはあまりないのですが、それでもたまに大いなる自然の摂理を思い出したりします。

もちろん、脊柱菅狭窄症の母は父を支えることはできません。父も立つことはできても、怖くて歩きだすことはないだろう。そうは思っても、万が一ということがあります。冬の寒空の下、かごからはみ出したキッチンタオルを片手で抑えながら、チャリンコを全速力で走らせます。5分ほどでしょうか、家に着きました。レジ袋をチャリンコのかごに入れたまま、家の中に駆け込むと、父はベッドにちょこんと座っていました。

ダウンジャケット姿の僕を見て、父は何やらわめきだしました。間に合わなかったか・・・おなじみの失語症で、何を言っているのかは分かりませんので、有無もなくそのまま車椅子に乗せてトイレに連行します。トイレの周りが狭いので、車椅子から立たせて、便座に座らせるというのも一苦労。

そして、パジャマの下をおろし、介護おむつをはがし・・・セーフでした。いや、こんなの初めて。親父、我慢してくれたのか!やれば、できるじゃないか。それでは、ちくわの玉子丼です。

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ちくわの玉子丼

■ 材料(3人分) ■

A:
水150ml
減塩だし(シマヤ77%カット) 1.5g(小さじ2分の1)
醤油減塩(50%カット) 36g(大さじ2)
みりん 大さじ2

ちくわ3本(セブンイレブン、塩分1本0.56g)
溶き卵3個
玉ねぎ 半分
干し椎茸 適量(戻し汁も使って)

■ 作り方 ■

1.鍋にAを入れて火にかけ、玉ねぎとちくわを
2.玉ねぎがしんなりしてきたら、溶き卵を2回に分けて
3.三つ葉や青海苔を散らして

■ 塩分 ■

1.9gぐらい(1人分)

こういう状況下で作る、ちくわの玉子丼です。のん気にだしを引いている暇はありません。昼食で何度も作っています。インスタントのだしでも、ちくわに味がしみて結構おいしいです。でも、また玉子をいい感じの半熟状にできませんでした。

尾籠な展開を想像させておいて、料理の写真やレシピというのもあれですが、これがそんなことには構っていられない、介護のある生活というものなのです。

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